「入学準備の鉛筆は2B」と聞く一方で、売り場にはBも並んでいます。どちらを選ぶか迷ったら、学年だけで決めるより、まず学校から配られた持ち物案内を確認し、そのうえで子どもの筆圧と消しやすさを試すのが確実です。
この記事では、Bと2Bの違いを家庭で確かめる方法と、買い足す前に見る順番を整理します。
結論:学校指定があればそれを優先。指定がなければ、同じ紙にBと2Bで書き、読みやすさ・手の疲れ・消しやすさの3点で選びます。

最初に「学校指定」を確認する
鉛筆の濃さは、全国一律に2Bと決まっているわけではありません。国立教育政策研究所教育図書館のレファレンス事例では、調査した文部科学省の学習指導要領や通知類に、B・2Bなど硬度の指定は確認できなかったとされています。
一方、実際の学校では「2Bを5本」「Bまたは2B」など、持ち物案内で個別に指定する例があります。理由が分からなくても、授業中に同じ条件で使えることを優先し、まず学校の最新案内を確認してください。キャラクター柄、軸の形、名前の付け方にも指定がある場合があります。
Bと2Bは何が違う?
三菱鉛筆の解説では、鉛筆の芯は黒鉛と粘土の割合で硬さと濃さが変わり、Bの数字が大きいほど濃く柔らかい芯になります。したがって、2BはBより濃い線を書きやすく、軽い力でも文字が見えやすい傾向があります。
ただし、濃ければ必ず使いやすいわけではありません。筆圧が強い子は線が太くなったり、手や紙が汚れやすく感じたりすることがあります。反対に筆圧が弱い子は、Bでは文字が薄くなり、何度もなぞって疲れることがあります。
家で試す3つ
1. 同じ一文を一度ずつ書く
Bと2Bで、普段使うノートに同じ一文を書きます。濃さだけでなく、子どもが余計な力を入れずに最後まで書けるかを見ます。鉛筆は同じくらいの長さに削り、条件をそろえてください。
2. 10秒後に消してみる
同じ消しゴムで一往復ずつ消し、紙が破れないか、黒い跡が広がらないかを確かめます。消し方の力加減にも左右されるので、「2Bだから消えない」と一度で決めず、鉛筆を寝かせすぎていないかも見ます。
3. 手とノートの汚れを見る
左利きの子や、書いた直後の行に手が触れやすい子は、手の側面と次のページへの写りを確認します。汚れが気になる場合は硬度を変える前に、持ち方、手を置く位置、鉛筆の削り方を少し変えて再度試します。
迷ったときの選び分け
- 学校が2B指定:2Bを用意する
- 学校がBまたは2B:家庭で両方試し、軽い力で読める方を選ぶ
- 文字が薄く、何度もなぞる:2Bを試す
- 線が太くなりやすく、手や紙の汚れが気になる:Bも試す
- 書写だけ別指定:普段用と書写用を分ける
京都市立小学校の書写授業の例でも、筆圧が弱い小学生には2BやBが望ましいとの説明があります。子どもの書き方は変化するため、最初に1ダースを複数種類買うより、手元のBと2Bで試してから補充するほうが無駄を減らせます。
買うなら硬度以外も見る
毎日使う鉛筆は、硬度だけでなく、学校指定に合う無地に近いデザイン、転がりにくい六角軸、名前を確認しやすい軸かも重要です。低学年では、長すぎる新品の鉛筆が扱いにくい場合もあります。
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まとめ
Bと2Bは、どちらが一律に正解というものではありません。まず学校指定を確認し、指定がなければ同じ紙で「読みやすさ・疲れにくさ・消しやすさ」を試します。子どもが軽い力で読める文字を書けることを基準に、必要な本数だけ買い足しましょう。
参考にした公式情報
- 国立教育政策研究所教育図書館:小学校で使用する鉛筆について、文部科学省で濃さの指定はあるのか
- 三菱鉛筆:鉛筆・色鉛筆の基礎知識
- トンボ鉛筆:ippo! かきかたえんぴつ
- 京都市立川岡東小学校:書写「鉛筆の濃さ」
※2026年10月1日に各公式情報と商品表示を確認しました。学校の指定や商品仕様・在庫・価格は変わることがあります。最新情報を確認してください。




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