「そろそろ、少しなら一人で待てるかな」
そう思っても、何歳なら大丈夫という答えだけでは決めにくいですよね。同じ学年でも、困ったときに助けを呼べるか、家の環境、留守番の長さは違います。
先に見るのは年齢より、家で起こりそうな5場面に子どもがどう動けるか。 いきなり長時間にせず、親子で確認してから短い時間で試します。

まず、5場面を親子でやってみる
チェック表を読むだけでなく、玄関や電話の前で実際に動いてみます。できなかった項目は失敗ではありません。今は一緒に練習する場所が見つかった、ということです。
① インターホンが鳴ったら?
知らない人が来ても、ドアを開けない。家に子どもだけだと伝えない。まずは、この二つを家庭の約束にします。
宅配便など予定した訪問をどうするかも先に決めておくと、子どもがその場で迷いません。政府広報も、訪問者を装った侵入への対策として、家の中へ入れない方法を挙げています。
② 親へ連絡できなかったら?
親の電話番号を知っていても、会議中や移動中ですぐ出られないことがあります。
親につながらないときの次の相手を一人決め、電話やメッセージを実際に送れるか試します。近くで助けを求められる大人や場所も、子どもと共有しておきます。
③ 火と調理はどうする?
最初の留守番では、コンロやストーブを使わない約束にすると判断が減ります。食べ物と飲み物は、火を使わず取れる場所へ用意しておきます。
電子レンジを使うかどうかも、普段できるからと曖昧にせず、その日の約束として決めます。
④ 地震や停電が起きたら?
怖いときに見る連絡先と、家の中でまず身を守る場所を一緒に確認します。
こども家庭庁の調査でも、一人で留守番できる子の保護者から、地震などが起きたときへの不安が挙がっています。大きな災害時は連絡がすぐ通じないこともあるため、「電話する」だけで終わらせず、どこで待つかまで決めます。
⑤ 何時に帰る?遅れたら?
帰宅予定は「夕方」ではなく、時計で分かる時刻にします。遅れるときに誰がどう伝えるかもセットです。
最初は、近所へ出るような短い時間から。戻ったら、怖かった場面や迷ったことを一つだけ聞きます。問題がなければ少しずつ見直します。
ねむメモ: 見守りカメラやスマホがあっても、玄関を開けない約束や、助けを呼ぶ先は別に必要だよ。
「できる」より「困ったときに言える」を見る
留守番中の不安を隠してしまう子もいます。「平気だった?」だけでなく、「迷ったことはあった?」と聞くと話しやすくなります。
子どもが嫌がる、体調が悪い、連絡手段が使えない、近くに頼れる大人がいない。そんな日は、年齢にかかわらず留守番を見送る判断も必要です。
今日やるなら、玄関から一つ
まずインターホン役を親がやり、子どもがどう答えるか試してみます。
そこで迷ったら、その場で家庭の言葉を一つ決める。5場面を全部一度に完璧にするより、最初の一場面を親子でそろえるところから始めましょう。
参考にした情報
- こども家庭庁「小学校の長期休業中におけるこどもの居場所に関する調査研究」
- 警察庁「子供・女性に対する犯罪等を防止するための防犯情報の提供の在り方に関する調査研究」
- 政府広報オンライン「ご自宅の『防犯対策』は、大丈夫ですか?」
- パナソニック「子どもの留守番に関する意識調査」
確認日:2026年9月13日


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