ある朝の登園時。
娘が突然、玄関で立ち止まって泣き出した。
「いかないで!」と、私の服をギュッと掴んで離さない。
でもその目は——私を見ていなかった。
「ママじゃないよ…」
「大丈夫、ママはちゃんとここにいるよ」
そう言っても、娘は首を横にふって泣き続けた。
そしてぽつりと、こうつぶやいた。
「ママじゃないのに、ママの顔してる…」
先生が教えてくれた、前の週の話
担任の先生が、静かにこう言った。
「実は、つかさちゃん先週も、下駄箱の前で誰かを避けるようにしてました」
「“その人、ママじゃない”って…」
夜の寝言が、決定的だった
その晩、つかさは寝ながら泣いていた。
「ままじゃない、ままじゃない、ちがう……」
私はその言葉が、頭から離れなかった。
ねむの見解(ゆるくしめるよ)
「子どもって、大人よりも“違和感”に敏感なんだよね〜。
記憶より、感覚で“誰か”を見分けてることもあるのかも…?
でもママがいる限り、本物の“安心”はきっと伝わってるから大丈夫だよ」
まとめ|あなたの顔をしている“それ”は、本当にあなたですか?
朝の忙しい時間、ふとした子どもの反応に隠された“異変”。
見逃していたのは、ママのほうだったのかもしれません——。
コメント