夜中、寝かしつけているときのこと。
生後5ヶ月の娘・つかさが、ふと天井の一点をじーっと見つめたかと思うと、にっこりと笑った。
そこには、何もない。
部屋は真っ暗、寝室には私とつかさだけ。テレビもスマホもつけてない。
でも、つかさはまるで“誰かと目が合ったような顔”で、うれしそうに笑っていた。
「あの子、よく天井見て笑うんです」って話したら…
翌週、地域の保健センターでの育児相談会。
私は何気なく、助産師さんにこう言った。
「うちの子、最近よく天井を見て笑うんです〜。なんか、誰かいるのかなってくらいで…」
すると、その助産師さんが、ほんの少し間をあけて、静かに言った。
「…あ、見えてるんですね。赤ちゃんにはよくあるんですよ。まだ“向こうの世界”と近いから…」
その場では笑ってごまかしたけど、
帰ってから思い出すたびに、ぞわっと鳥肌が立った。
思い返せば“あの夜”から変だった
寝かしつけの最中に突然、泣き出すことがあった。
何をしても泣き止まず、何かを怖がるようにギュッとしがみついてきた夜。
私が「大丈夫だよ」と声をかけても、
つかさは私じゃない“誰か”を見ているようだった。
それでも“あの人”に救われた夜もある
ある日、つかさがまた天井を見て笑っていた。
私は怖さをこらえながらも、そっと聞いてみた。
「…誰か、いるの?」
するとその瞬間、つかさの目線の先に“やさしい空気”がふわっと流れた気がした。
おばあちゃん…かな? それとも、私の知らない誰か?
でもその夜は、久しぶりにすぐに寝てくれた。
ねむの解説(※でもちょっと曖昧にしとくよ)
「赤ちゃんって、視界の明るさよりも“空気の流れ”に反応することも多いんだよ〜。
でもね、昔から“赤ちゃんは天使とお話ししてる”なんて言い方もあって…」
科学では説明しきれないことも、子どもは感じとっているのかもしれない。
それがこわい存在なのか、やさしい存在なのかは、きっとその子にしかわからない。
まとめ|赤ちゃんが笑うとき、その目線の先には…
育児って、必死すぎて見逃しがちな小さな“違和感”がたくさんある。
でも、ときどき「えっ、今のなに…?」って不思議な瞬間に出会うんです。
赤ちゃんが空を見て笑うとき。
それは、ママには見えない“誰か”と、優しい会話をしているのかもしれません。
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