出産後、収入が減ってしまうのは不安ですよね。でも、出産手当金をうまく活用すれば、安心して産休を過ごせます。
この記事では、出産手当金を受け取るための基本情報や、申請方法を具体的にわかりやすく説明します。
出産手当金って何?
出産手当金は、産休中に支給されるお金です。
仕事を休んでいる間の収入が減らないように、健康保険から支給される手当金です。
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支給額は、産休前の給与の約2/3。
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たとえば、月収30万円のママなら、1日あたり約6,000円もらえます。
これで、産休中に収入が減る不安を少しでも軽くすることができますよ。
どんなママがもらえるの?
出産手当金を受け取れるのは、健康保険に加入しているママです。
具体的には以下のママが対象となります。
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会社員のママ(社会保険に加入している)
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個人事業主やフリーランスのママ(国民健康保険に加入している)
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扶養に入っているママ(パートやアルバイトでもOK)
支給を受けるためには、産休に入る前に一定期間以上健康保険に加入していることが必要です。
いくらもらえるの?
支給額は給与の約2/3。
例えば、月収30万円のママの場合、1日あたり約6,000円もらえます。
計算方法は、以下のようになります。
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1日あたりの金額 = 月収×12ヶ月間の平均給与 ÷ 365日×2/3
→ 月収30万円の場合、1日あたり約6,000円になります。 -
最大支給額
上限額があり、月収が高い場合、上限に達することがあります。2023年度の上限は、月収約45万円相当の支給です。
どうやってもらうの?
出産手当金を受け取るための手続きは以下の通りです。
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産休開始前に会社へ産休の申請をします。
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会社が健康保険組合に必要書類を提出します。
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健康保険組合が申請内容を確認し、支給額が決定されます。
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支給は、通常産後2ヶ月以内に行われます。振込先は指定した口座になります。
手続き自体はほとんど会社が代行してくれるので、必要な書類を早めに準備しておくと安心です。
いつからいつまで支給されるの?
出産手当金は、**産休前42日~産後56日間(最大98日間)**の間、支給されます。
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出産前の42日間(産休前の6週間)は、体調に合わせてお休みできる期間です。
※双子以上の場合は、産休前98日まで支給されることもあります。 -
出産後の56日間(産後8週間)は、赤ちゃんのお世話に集中できる時間です。
その期間中、毎日支給されます。支給日は、通常2ヶ月後にまとめて振り込まれることが多いです。
注意点
出産手当金を受け取るとき、注意しておきたいポイントがあります。
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給与が低いと支給額も低くなる
産休前の給与をもとに計算されるため、給与が少ないと支給額も少なくなります。
事前に収入状況を確認しておくと安心です。 -
税金や保険の処理
出産手当金は所得税がかからないですが、住民税や健康保険料がかかることがあります。
これについても事前に確認しておくと安心です。 -
自営業の場合は申請手続きが異なる
自営業の場合、申請が少し異なることがありますので、詳細は国民健康保険に確認してください。
まとめ
出産手当金は、産休中の収入をサポートしてくれる大切な制度です。
働くママにとって心強い味方なので、支給条件や手続き方法をしっかり理解して、安心して産休を迎えましょう。
手続きはシンプルで、会社がサポートしてくれることが多いので、必要な書類を準備しておけば問題ありません。
万が一不安なことがあれば、会社の担当者に聞いてみると良いですよ。
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